シロバナイナモリソウ

アカネ科 イナモリソウ属

山地の木陰に生える多年草で、高さは10〜20センチ。葉は卵形〜三角状卵形、濃緑色。
上部の葉腋に1〜3個の花をつける。花冠は白色で、5裂し、先が尖る。
花期は8〜9月。本州の関東地方南部〜中部地方、近畿地方の太平洋岸に分布する。
花弁の縁が紅く色付くイナモリソウがあるが、シロバナイナモリソウはその白花品ではなく、近縁の別種です。 

〜徒然想〜

箱根登山を終え、車を転じて丹沢へ〜シロバナイナモリソウを求めて50キロ余りの行程です。
着けばすでに下山時刻で、これから登る者をいぶかしげにみます。問われれば、ちょっとそこまで! と答えるしかありませんでした。

シロバナイナモリソウは1輪のみが咲いていました。暗い道の片隅に、ぽっ、と灯るように咲いています。イナモリソウよりずっと小さく、ツマトリソウの花の形に似ています。
いつものことながら、0と1とでは大違い。貴重な出逢いに感激、何度もシャッターを押します。

翌年、山梨県で多くの株が見られる場所に遭遇し、いつかは画像を追加しようと思いながらも10年経過してしまいました。その後は行っていませんが、今もあることを信じています。


−同じ科の植物− 

2008.9.28 神奈川県丹沢(画像にポインターをおいて下さい)
2008.9.28 神奈川県丹沢 2008.9.28 神奈川県丹沢
 
 2009.7.10 山梨県    2009.7.10 山梨県