イナモリソウ

アカネ科 イナモリソウ属

山地の林下などに生える多年草で、横に這う細い根茎から短い地上茎を直立する。全体に曲がった短毛が生え、葉は卵形又は三角状卵形で、先は尖り、柄がある。上部の2対の葉は接近して付き、4枚の葉が輪生する葉に見える。
花は葉腋に1個又は枝先に1〜2個付け、花冠は紅紫色で、筒状の漏斗型、先は5裂する。花期は5〜6月。関東南部以西〜九州に分布する。

〜徒然想〜

“何を撮っているのでしょうか!”
通りすがりの女性に問われました。イナモリソウですと答えると、
“まあ、かわいい!”、“きれい!”、“こんな所に!”・・・・と、次々と感嘆の言葉が飛び出します。
男の私などは、新しい花を見つけても、“ん、きれいだな!”という程度。なかなか感嘆の言葉は発せられません。やっぱり、照れくさいです。
高尾では、何気ないところに、何気なく咲いていました。淡いピンクがきれいです。
葉に斑が入るものをフイリイナモリソウ、花冠裂片が細いものをホシザキイナモリソウといいます。
シロバナイナモリソウは本種の白花ではなく、別種です。

−同じ科の植物−
2007.6.4 東京都高尾山
 2016.5.25 東京都高尾山   2016.5.25 東京都高尾山 
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