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      山地の日当たりのいい草地などに生える多年草で、高さは30〜60センチ。葉は直立し、長さ30〜50センチ、中脈は目立たない。 
      花は茎頂に2〜3個付き、紫色で直径8センチほど。外花被片(前面に垂れ下がった花びら)は広倒卵形で平開して垂れ、中央部から爪部に黄色地に紫色の網目状の模様がある。内花被片はへら形で直立する。花期は5〜7月。北海道〜九州に分布する。 
       
      〜徒然想〜 
       
      山梨県にこの花の名所として知られた山があり、群生する風景を楽しみに登ってきましたが、全く見られませんでした。 
      聞くと、鹿の食害ということで、なぜこんなになるまで放置していたのか、残念でした。 
      そして10数年、情報によれば、関係者らの努力により復活しつつあるようです。移植又は植えられたのでしょう。 
       
      アヤメ科の花はよく似ていて、混乱していましたが、近年になってようやく現場でもその違いが分かるようになりました。 
      似た花として、ヒオウギアヤメ、ノハナショウブ、カキツバタ、イチハツがあります。 
       
      −同じ科の植物− 
       
       
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