タニタデ

アカバナ科 ミズタマソウ属

山地の湿った林内や渓流沿いなどに生える多年草で、高さは20〜50センチ。葉柄の付け根、茎の節部分は紅色を帯びる。葉は対生し、長卵形で低い波状の鋸歯がある。
茎の先の総状花序に、白色〜淡紅色の小さい花を下向きに付ける。花弁、萼片、雄しべはいずれも2個。花期は7〜9月。北海道から九州に分布する。

〜徒然想〜

暗く湿ったところに生え、2〜3ミリほどの小さい花を付けるので、目立たないし、撮影し難い植物です。
他の植物を探していて、何だろうとみつけることが多いです。ある時はキンセイラン、ある時はハクウンランを探していてこの花に出逢いました。両者のランともまだみつけていないのですが、いつかはタニタデが導いてくれるかもしれません。

仲間にはミズタマソウやウシタキソウがあります。
ミヤマタニタデはやや標高の高いところに生えると思われますが、大差はないようです。

−同じ科の植物−
2011.8.14  栃木県
 2011.7.17  長野県    2011.8.14  栃木県
 
 2023.7.26  神奈川県   2023.7.26  神奈川県 
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