タチドコロ

ヤマノイモ科 ヤマノイモ属

丘陵や山地に普通に生えるつる性の多年草。雌雄異株で、茎ははじめ直立し、伸びるにしたがって上部はつる状になる。葉は互生し、三角状の卵形〜楕円形で、先は尖り、縁には波状の鋸歯があるか全縁。
葉のわきから花序を出し、小さい花を密に付ける。花は黄色〜黄橙色で、直径4ミリほどで平開する。雄花序は直立し、雌花序は下垂する。果実は刮ハで扁円形、3翼があり、幅18〜20ミリ。花期は6〜7月。本州〜九州に分布する。

〜徒然想〜

どこにでもみられそうであるが、写真を撮ることが少ない植物です。この画像も、移動の途中で道路脇に生えていたもので、ガードレール越しに撮っておいたものです。
全体に地味であり、花も小さく目立ちません。
類似した植物にオニドコロがありますが、こちらも雑草のように生え、あまり撮影意欲が湧かない植物です。

久しぶりにタチドコロの葉と花を見ました。雄花のようです。雌花も探したのですが、みつかりませんでした。その後別の場所で果実をみつけましたので、花の時期に雌花を撮影します。

−同じ科の植物−
2007.5.13 茨城県
 2007.5.13 茨城県    2007.5.13 茨城県(画像にポインターをおいてください)
   
 2025.5.3 神奈川県川崎市   2025.5.3 神奈川県川崎市 
   
 2025.8.22 神奈川県川崎市    2025.8.22 神奈川県川崎市
 果実は上向きに付きます 子房の3室は翼状に突出して、中に1〜2個の種子が入ります