ウサギギク

キク科 ウサギギク属

高山帯の乾いた草地や砂礫地に生える多年草で、花茎の高さ15〜30センチ。茎の下部の葉はふつう対生まれに互生し、さじ形、縁に小さい鋸歯がある。茎の中部の葉は小さく、互生し、卵状披針形。縮れた毛を密生し、茎頂に1花を付ける。
頭花は黄色で、直径4〜5.5センチ。花冠の筒状部に毛が散生する。花期は7〜8月。

〜徒然想〜

葉がウサギの耳に似るからこの名が付いたという。正直ピンとこないです。同じような葉の形の花はいくらでもあります。
高山ですくっと立ち上がり、自己主張する姿に、ウサギの立ち上がりをイメージすることにします。

北海道の黒岳でエゾウサギギクをみて、姿は変わりませんが、妙に本州のウサギギクが懐かしくなりました。
八ヶ岳では早めに着いて小屋の周りを散歩したときに出逢いました。すっかりリラックスした自分があったのを思い出します。
北岳では、苦しい登りの道の傍らにさりげなく咲いていて、大層癒されました。

−同じ科の植物−
2004.7.24 長野県八ヶ岳
 2010.7.4 秋田県    2012.8..2 岐阜県
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