ミヤマハンショウヅル

キンポウゲ科 センニンソウ属

低山帯〜高山帯の林縁や礫地の茂みにはえるツル性低木。高さ0.3〜1メートル。
花弁は10数個、4枚の紅紫色の萼片に包まれる。萼片は平開しない。萼には軟毛が生え、特に萼縁には密生し白く縁取る。花後は、羽毛状に穂を伸ばす。
葉は2回3出複葉で披針形。コミヤマハンショウヅルは1回3出複葉で、その他に違いはありません。

〜徒然想〜

花散歩で思いがけない花に出逢うのはうれしいものです。
この日は、目的の玉原湿原での花が未開花で、急遽、久しぶりの池の平高原に車を走らせました。ここは花を撮り始めるきっかけになった懐かしい地です。
遊歩道では、マイヅルソウツマトリソウイワカガミ等々、変わらぬ花たちが出迎えてくれました。
そこに思いがけなく、「ミヤマハンショウヅルが咲いてます」の小さな看板がありました。喜び勇んで覗きますが、まだ硬い蕾が一つだけ・・・・・・。う〜ん、残念! 
しかし、これに励まされ、随所で林の中を覗き込みながら花散歩が続きます。そして、ついに見つけました。地を這い、他の植物に絡み、花を付けていました。

-同じ科の植物-
2006.6.24 長野県池の平湿原(画像にポインターをおいて下さい)
 2005.7.23 長野県五竜植物園    2005.7.23 長野県五竜植物園
 2015.6.29 北海道夕張岳    2015.6.29 北海道夕張岳
2013.6.9 北海道
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