ミツバオウレン

キンポウゲ科 オウレン属

 
2006.7.7 長野県八ヶ岳   2005.6.25 長野県蝶ヶ岳
中央の黄色で先がスプーン状のものが花弁、
緑色で先がカギ状に曲がる部分が果実になります。


亜高山〜高山帯の林下、湿原などに生える多年草で、高さは5〜10センチ。根生葉は3出複葉、小葉は倒卵形、質はやや厚くて光沢があり、縁には浅い切れ込みと不揃いな鋸歯がある。
花は花茎の先に1個上向きに咲き、花弁状の萼片は5枚、白色で直径7〜10ミリ。花弁は中央にあり、黄色で小さい。果実は卵形で柄があり、矢車状に開出する。花期は6〜8月。中部地方以北〜北海道に分布する。

〜徒然想〜

名のとおり、3つの葉(3小葉)をもちます。根が黄色味を帯びるので黄連の仲間に入っていまますが、花は他のオウレンの仲間とは似ていません。
長い雄しべと雌しべを直立した5弁の花は、清楚で美しい。

栂池自然園で絶好の撮影ポイントを見つけましたが、あいにく同行者に遅れていたのでゆっくり撮影できませんでした。黒いバックに露がついた花が浮き上がり、構図は絶好でしたが、やはりピントがいずれも甘かったです。悔やまれます。このワンショットは、また撮れるだろうか。
その後の出逢いが多く、画像を追加しました。しかし、栂池で見た構図はありませんでした。

−同じ科の植物−


 2008.7.20 群馬県尾瀬    2013.6.11 北海道
やがて黄色い花弁は落ち、果実が肥大し矢車状に開出します
2005.7.22 長野県栂池
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