コセリバオウレン

キンポウゲ科 オウレン属

 
2022.4.23 長野県八ヶ岳   2022.4.23 長野県八ヶ岳


山地の針葉樹林下などに生える多年草で、高さは10〜20センチ。根出葉は3回3出複葉で、小葉は卵形、羽状に中裂し、裂片は不揃いの鋭い鋸歯か欠刻状の鋸歯がある。質はやや厚く、光沢がある。
花は雌雄異株で、花茎の上部に2〜3個付き、花弁は8〜10個でへら形、白色〜帯紫色で直径1センチほど。花弁状の萼片は5〜7個で白色。袋果は長さ1〜1.5センチで矢車状に並ぶ。花期は2〜4月。本州、四国の太平洋岸に分布する。

〜徒然想〜

従来本種として掲載していたものは、ウスギオウレンでした。訂正しました。掲載当時の知識の無さを痛感しています。
そして調べると、両者を見分けるのは、なかなか難しいことも知りました。

ウスギオウレン(実はコセリバオウレン)が未掲載でしたので、思い出のある苔生した地に探しに行きます。ホテイランカモメラントラキチラン等を探すのに夢中になった地で、懐かしいです。小さな流れがあり、妖精でも棲んでいそうな薄暗い緑の地で、少しも変わりなく迎えてくれました。
予測どおり、目的の花はすぐにみつかりました。多くはコセリバオウレンと思われましたが、ウスギオウレンや中間的なものが散見され、区別が難しいことが分かりました。
しかも、葉は3回3出複葉ではありませんでした。まだまだ宿題は残ります。

−同じ科の植物−

2022.4.23 長野県八ヶ岳 2022.4.23 長野県八ヶ岳
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