コミヤマカタバミ

カタバミ科 カタバミ属

 
2005.5.28 長野県八ヶ岳   2006.6.3 長野県八ヶ岳


亜高山帯の林下などに生える多年草で、高さは5〜15センチ。根茎の先に1〜数個の葉を束生する。葉は3小葉からなり、倒心形で角は丸い。
花茎の先に直径2〜3センチの花を1個付け、ふつう白色で、ときに紫色の条がある。まれにピンク色や紫色の花が見られる。花期は6〜8月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

ミヤマカタバミとの違いは葉で見分けます。ミヤマカタバミはハート型で切れ込みが深く、三角形に近いです。コミヤマカタバミはハート型ですが、切れ込みは浅く丸みがあります。コミヤマカタバミの方がより高地に咲きます。

花はふつう白色で、中央が黄色味を帯びます。花に紫色の条があるもの、条が明確になり花がピンク色になるもの、花が紫色になるものなどが、ときに見られます。
ミヤマカタバミの花がピンク色に色付くものはベニバナミヤマカタバミと呼ばれますが、コミヤマカタバミの色付くものは、特に名付けられていないようです。

−同じ科の植物−

  
 2014.5.31 長野県    2006.6.3 長野県八ヶ岳
2004.6.15 長野県八ヶ岳
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