シイノミカンアオイ

ウマノスズクサ科 カンアオイ属

2006.11.2 静岡県  (画像にポインターをおいて下さい)

山地の林下などに生える多年草。葉は広卵形で、雲紋があり、葉柄や葉裏は紫色。
花は小型で、萼筒は長楕円形で幅より長い。暗紫色で上端はくびれる。萼裂片は短く、内側は淡黄色。翌年春まで残る。花期は5〜6月。静岡県に分布する。

〜徒然想〜

前回別の場所で探したが出逢えなかったシイノミカンアオイだけに、目的地が近づいてくると、どんな姿をしているのかとの期待と、また出逢えないのではないかと不安がもたげてきました。
そして・・・、やはりみつからない! 林の奥を覗いたり、同じ道を行ったり来たり。
ようやくカンアオイらしい葉を見つけ、葉下を覗いたときはほっとしました。

オトメアオイと同じくヒメカンアオイ系で、観察した花の萼筒は1.5センチほどで、幅は1センチにも満たないように見えました。萼筒は暗紫色で、萼片の緑がきれいでした。葉柄や葉の裏側は緑でした。

−同じ科の植物−

2006.11.2 静岡県 (ストロボ使用). 2006.11.2 静岡県