ミチノクフクジュソウ

キンポウゲ科 フクジュソウ属

山野の日当たりのいい傾斜地や土手などに生える多年草で、高さは10〜20センチ。
フクジュソウに似ているが、萼片は花弁の長さの1/2〜2/3ほどであること、緑色から黒緑色に色付くこと、花弁の色がフクジュソウに比べ黄色みが強いこと(レモンイエロー:フクジュソウは赤みがある)、茎は中空であること、花期が遅いことなどの違いがある。
花期は4〜5月。本州〜九州に分布する。

〜徒然想〜

この花が見たくて、信州方面に出かけました。この時期、信州には他に見るものも少なくコストパフォーマンスに欠けるものがありますが、見たい誘惑には勝てませんでした。

ワクワクしてたどり着いた場所は、すばらしいロケーションです。眼下には、雪の残る山を背景にして人家が広がります。
足下の休田や傾斜地には、ポツリポツリと黄色い花がみられます。まだ咲きはじめなのでしょう。近づくと、足の踏み場もないほどのミチノクフクジュソウが頭を出しているのに気付きます。それらが、陽が高くなるにつれ、次々と花を開き始めます。
雪山を背景に、流れを背景にと、踏まないように足の位置を気遣いながらの撮影が続きました。

−同じ科の植物−
2009.3.21 長野県
2009.3.21 長野県 2009.3.21 長野県
2009.3.21 長野県
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