コケタンポポ

キク科 コケセンボンギク属


渓流沿いの岩上に生える小形の常緑性多年草で、花茎の高さ5センチほど。沖縄島北部、西表島などの限られた河川の中流域にのみ生育するが、個体数は少ない。絶滅危惧種U類(UV)。
葉は根生し、倒披針状楔形で羽状に裂ける。頭状花序が花茎に1個つき、径1.5ミリほど。白色〜淡黄色で、数個の管状花をつける。



〜徒然想〜

コケタンポポを見に行きましょうと言われて、コケというくらいだから、相当に小さいと予測はしていたものの、これほど小さいとは思いませんでした。総萼片も合わせて長さ5ミリほど、径は2ミリほどしかない。平開していないので、開花しているのかいないのか、肉眼では見えません。
案内してくれたWさんが”咲いてますよ!”と言ってくれた言葉を力に、クローズアップレンズを付けて慎重に撮りました。私のカメラは小さい花が苦手です。
葦毛湿原のミミカキグサ4兄弟に続いて、カメラの買い替えを考えるひと時でもありました。

2007.9.9 沖縄本島(画像にポインターをおいて下さい)
2007.9.9 沖縄本島
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