コイチヤクソウ

イチヤクソウ科



観察会の同行者にイチヤクソウに詳しい方がいて、いろいろと教えを請います。コバノイチヤクソウマルバイチヤクソウムヨウイチヤクソウなど、その特徴を教えてもらいました。その中でコイチヤクソウがあることを知り、一緒に探すとまだ硬い蕾でした。

“これがイチヤクソウ?”
他の仲間とは、全く姿が違います。背はまだ5、6センチ。弓のように茎を曲げて、蕾を鈴なりに垂らします。
花はどんなだろうと、2週後に同じ場所に向かいます。見つけました。最初は“終わったか!”と思いましたが、次第にこれが盛期の花と確信します。

亜高山の針葉樹林帯に生える多年草で、高さ10センチほど。総状花序に緑白色の花を付ける。花は一方にかたよって付くので、茎を曲げ鈴なり状になる。
花冠は釣鐘形で5裂し、あまり開かない。葉は柄があり、卵形、長さ1.5〜3センチ、細かい鋸歯がある。

2006.7.23 長野県八ヶ岳
2006.7.23 長野県八ヶ岳
蕾  2006.7.7 長野県八ヶ岳
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