ヒロハノアマナ

ユリ科 アマナ属

ヒロハアマナ
日当たりの良い草地や雑木林などに生える多年草で、葉の長さは15〜20センチほどになる。葉はアマナより広く幅1.5センチほどになり、中央に白い線が入る。
花はアマナと変わらないが、花茎には普通3個の苞がある。花期は3〜5月。関東地方〜近畿地方、四国に分布する。

〜徒然想〜

温暖化が進んでいるせいでしょうか、年々花の開花時期が早まり、今年のヒロハノアマナも4月のはずが3月の10日頃にはもう咲き出しているとの情報が伝わってきます。
この花とミチノクフクジュソウは、今春の目標の一つとしていただけにも、少々焦り気味になります。

訪れた先は武蔵野の面影が残る雑木林です。宅地化が進む中で、地域住民の協力と保護を推進する方々の努力で、水辺と雑木林の明るい空間が残っていました。
自宅から自転車で1時間40分、山登り気分で道を遡り、汗をかきたどり着いた努力が報われました。
傾斜地には、日が高くなるにつれ次々と花が開いていく、数多くのヒロハノアマナがありました。

−同じ科の植物−
2009.3.15 東京都清瀬市

久しぶりにこの花を見ました。 山梨県の雑木林です。
少し時期が早いせいか、多くは蕾です。開けかけた花を選んで撮影します。

と・・・、よく見ると、ちょっと変です。この花の花弁はふつう6枚ですが、さらに内側に複数の花弁があります。

 
 2009.3.15 東京都清瀬市    2009.3.15 東京都清瀬市
2025.4.20 山梨県 2009.3.15 東京都清瀬市
 
2025.4.20 山梨県
苞は3枚あります  葉の白い線はあまり明瞭ではありません
 
   2025.4.20 山梨県
内側の花弁も6枚あるようです
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