ハリツルマサキ

ニシキギ科 ハリツルマサキ属



海岸の隆起珊瑚礁石灰岩上に生える半つる性の常緑小低木。茎は地表近くにあり長さ1〜2メートルほどになる。葉は倒卵形で先は円形、長径2〜3センチほど。
春から秋頃に、5弁の小さな白色花を付ける。果実は朔果で倒卵形、長さ6ミリほど、赤く熟す。
四国(高知県)、九州(福江島・天草)、奄美大島以南に分布するが、数を減らしている。方言名はマッコウ。



〜徒然想〜

名前が分からなくて、しばらくは“尻割れした赤い実”という名をつけていました。この徒然想を書くときも、その名です。
海を見下ろす高台の岩場に、枝を絡めていました。よくみればハート形で、艶やかに赤く熟しています。
径は5ミリほどでしょうか。中で実が2つに分かれているのでしょう。見事な尻割れです。
K師匠に名前を尋ねると、すぐにこの名が返ってきました。さすがです。

−同じ科の植物−

2007.12.22 沖縄県
2007.12.22 沖縄県 (画像にポインターをおいて下さい)
2007.12.22 沖縄県
2015.3.5 沖縄県 2015.3.5 沖縄県