ニラ

ユリ科 ネギ属
   APG分類ではヒガンバナ科

 
2025.10.3 神奈川県川崎市   2025.10.3 神奈川県川崎市


道端、草地、河川敷などに生える多年草で、高さは30〜50センチ。茎は根元から出て束生し、線形で扁平。
花は花茎の先に散形花序となる。花被片は6個で白色、長楕円状披針形、長さ5〜6ミリ、先は尖り、開出する。雄しべは花被片より少し短く、葯は黄色。子房は3室。果実は刮ハで、扁球形。種子は黒色。花期は8〜10月。日本全土に分布する。

〜徒然想〜

季節になると道端や庭先でよく見かけます。食用になるニラなので栽培種と思い、撮影はスキップしていました。
ある日、多摩川河川敷を散策していると、藪で囲われた一角にこの花が群生しているのをみつけました。栽培種の認識は吹き飛び、撮影を開始します。
花は、従前から思っていたように、純白で綺麗です。
1茎に2花付ける花をみつけ珍しいと思いましたが、他にもと探してみると幾つかみつかりました。さほど珍しくはないようで、ちょっとがっかりです。
本種は在来種と古い時代に日本に入ってきたとの考えがあり、はっきりしていないようです。

−同じ科の植物−

 2025.10.3 神奈川県川崎市
1茎2花です
  2025.10.3 神奈川県川崎市
花の開花時に子房はすでに膨らんでいるようです
 
 
 2025.10.3 神奈川県川崎市
葉は束生します
   2025.10.3 神奈川県川崎市
果実は扁球形で3室、柱頭は1個です
 
 2025.10.27 神奈川県川崎市   2025.10.27 神奈川県川崎市 
果実期 3室に黒色の種子が入ります  
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