ムラサキネズミノオ

イネ科 ネズミノオ属

 
2025.9.22 神奈川県川崎市   2025.9.22 神奈川県川崎市


道端、荒地などに生える多年草で、高さは60〜90センチ。ネズミノオより全体に大きく、茎は硬く、叢生し、直立して無毛。葉は線形で、内側に巻くことが多い。葉舌は長さ0.5ミリほどで毛状。葉鞘は無毛で縁だけに毛がある。
花序は線形の複総状で、長さ10〜30センチ。小穂は長さ2ミリほどの披針形、赤紫色を帯び、1小花だけをもつ。第1苞頴は円頭、第2苞頴は鋭頭。花期は9〜11月。本州〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

ネズミノオの変種で、花序が赤紫色となるタイプで、変種に分けない見解もあります。
ネズミノオと同じような場所に生え、混生していることも多いようなので、いつもの河川敷を歩き探します。
今まで気にも留めませんでしたが、確かに紫色を帯びているものが混じっています。
背丈がネズミノオよりも大きいということですが、撮影したものは花序の長さは16センチほどで、全体としてもさほど大きいとは思えませんでした。

−同じ科の植物−

 2025.9.22 神奈川県川崎市
葉舌は短く、葉鞘の縁に短い毛がありました
  2025.9.22 神奈川県川崎市
茎は無毛です
 
 
 2025.9.22 神奈川県川崎市
小穂は長さ2ミリほどで、赤紫色を帯びています
第1苞頴は第2苞頴よりも長いようです
   2025.9.22 神奈川県川崎市
葉は青みを帯びていましたが、たまたまかもしれません