クグ

カヤツリグサ科 カヤツリグサ属

 
2014.9.26 沖縄県   2014.9.26 沖縄県


海岸近くの草地に生育する多年草で、有花茎の高さは20〜70センチ。やや肥大し赤褐色。葉は線形で、有花茎よりも短い。苞は4〜5枚で葉状。
花序は複散房状で5〜10個の分花序がある。分花序は長さ2〜3センチで、円柱形。
小穂は花軸に開出して付き、線形、鋭頭。痩果は長さミリほど、狭楕円形。柱頭は3岐する。花期(果実期)は810月。関東地方以西の太平洋岸、四国、九州、沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

近年、沖縄の花仲間はカヤツリグサ科やシダに興味を持ち始めたということで、便乗して撮影させてもらうことにしました。
本種は登山口の法面草地に生えていたものです。どこの部分を撮影したらいいのか分からず、思いのままの記念撮影です。
調べると、イヌクグとも呼ばれ、海岸近くの暖地に生えるようです。苞葉が45枚あり、花穂が円柱形、ブラシ状に開出した小穂となります。近縁種にアレチクグ、ユメノシマガヤツリ、コガネガヤツリなどがあります。
上の画像にはオオヒメクグが見られます。

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