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山地の林下などに生える常緑亜低木で、高さは20〜30センチ。茎はよく分枝し、下部は地を這って上部は斜上する。葉は互生し、上部の4〜6個は密についてやや輪生状になり、菱状倒卵形〜卵状楕円形、先には1〜4個の粗い鋸歯がある。質は厚く、深緑色で光沢がある。
花は茎頂に3〜5センチの穂状花序となり、上部に15〜25個の雄花が、下部に1〜7個の雌花が付く。雄花は花弁がなく、4個の萼片と小さな苞があり、白色〜淡緑色、長楕円形で長さ2.5〜3.5ミリ。雄しべは4個、花糸は白色で太く、長さ7〜6ミリで花被片より長く飛び出し、葯は紫褐色。雌花の花柱は2個、白色で花被片から飛び出てそれぞれ外曲する。花期は3〜5月。北海道〜九州に分布する。
〜徒然想〜
この花もかなり以前に撮影した花で、当時はあまり綺麗と思わず、おざなりの撮影でした。
近年になってこの花について調べてみると、雄花と雌花が同じ花穂にあり、花弁がないことや太い花糸が花から飛び出していることを知ると、なかなか面白い形態をした花と思うようになりました。
そして、おざなりに撮った割には葉や花序の状態がよく分かり、特に雌花の花柱2枚が舌のように外に広がる姿が写っていたのはラッキーでした。
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