ブゼンノギク

キク科 シオン属

山地の岩場などに生える2年草で、高さは60〜150センチ。茎はよく分枝し、葉とともに無毛。下部の葉は花時には枯れ、中部の葉はさじ状線形で全縁。
頭花は淡紫色〜淡青紫色で、直径3〜4センチ。総苞片は線形で2列。花期は10〜11月。九州北部に分布する。

〜徒然想〜

ブゼン(豊前)の名のとおり、九州北部の山地の岩場にだけ知られるヤマジノギクの変種で、葉が細く、全体が無毛であることで区別されます。
北九州花旅の最終日は、この花を求めて山を登ります。疲れはあるものの、軽めの登山です。頑張ります。
尾根の日当たりのいい場所をに出ると、直ぐにこの花と判るキクがみつかりました。ヤマジノギクよりも花は大きいようです。白色に近いものや青みを帯びたもの、また赤みを帯びたものが見られました。
茎葉は細長く、全体的に繊細と感じたのは、無毛なためでしょうか。

天気はいいです。帰りの飛行機までは、時間がたっぷりあります。誰もいない岩場に座り込み、傍らのブゼンノギクと足元の谷を越えた山の景色を楽しみます。

−同じ科の植物−
2017.10.30 佐賀県
ヤマジノギク 2017.10.28 長崎県   2017.10.30 佐賀県  
 2017.10.30 佐賀県    2017.10.30 佐賀県
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