ウチワゼニクサ

セリ科 チドメグサ属
   APG分類ではウコギ科
2025.6.8 東京都狛江市   2025.6.8 東京都狛江市


北アメリカ南部原産の帰化植物。水辺や水中に生える多年草。葉は互生し、直径1〜5センチの円形で浅い鋸歯があり、光沢がある。葉柄は葉の中心について5〜10センチあり、水中では長い。
花は葉腋から葉柄より短い花柄を出し、数段輪生して小さな花を多数付け、緑白色で5弁。果実は惰円形で扁平、長さ3ミリほど、長さよりも幅が広い。花期は6〜8月。別名タテバチドメグサ

〜徒然想〜

多摩川の水辺を歩き、直径1センチほどのチドメグサをみつけました。さっそく撮影しようとし水際に目を転じると、直径が5、6センチもある大きな葉を持つものが群生していて、ぎょっとしました。
調べると本種であることを知り、予測通り帰化種でした。観賞用に輸入されたものが各所で逸出していて、生態系被害防止外来種リストに掲載されています。
タテバチドメグサの別名のとおり、葉の中心部に葉柄が付き盾状となり、面白いタイプです。

−同じ科の植物−

 2025.6.8 東京都狛江市    2025.6.8 東京都狛江市
 
 2025.7.21 東京都狛江市
果実は扁平な扁円形、横幅が長く3ミリほどです
   2025.6.8 東京都狛江市
花は5弁で、直径2.5ミリほどです
 
 2025.7.21 東京都狛江市   2025.6.8 東京都狛江市 
葉は円形で、葉表は光沢があります 葉柄は葉の中心に付き盾状となります