ユウバリアズマギク

キク科 ムカシヨモギ属

夕張岳の蛇紋岩地に生える多年草で、高さは10〜30センチ。ミヤマアズマギクの品種で、根生葉が細く、茎や葉に毛が多いのが特徴とされている。花期は6〜7月。北海道夕張岳固有。

〜徒然想〜

ミヤマアズマギクは変異が多く、葉の形や毛の多少によっていくつかの品種や変種が知られています。本種やキリギシアズマギクは品種とされ、アポイアズマギクやジョウシュウアズマギクは変種とされています。
本種は、上記のとおり葉が細く、毛が多いのが特徴です。確かに本種を実際に見ると、アポイアズマギクと比べるとはるかに毛深いことは理解できます。
ジョウシュウアズマギクの画像を改めて見ると、身が細く、長い毛が多いように思えます。

上記が産する崕山、夕張岳、アポイ岳及び尾瀬至仏山は、いずれも蛇紋岩の山で、同じ蛇紋岩地でもこれだけ違ってくるのには、興味を覚えます。

-同じ科の植物-

2015.6.29 北海道
 2015.6.29 北海道   2015.6.29 北海道 
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