ヤハズハハコ

キク科 ヤマハハコ属

山地の岩場に生える多年草で、高さは20〜35センチ。全体が白色の綿毛で覆われる。葉は互生し、倒披針形で先は鈍頭。基部は次第に細くなり、茎に沿って狭く翼状に流れる。
花は枝先に散房状に多数つく。花期は8〜10月。本州関東地方以西〜九州に分布する。

〜徒然想〜

撮影当初はクリヤマハハコと思ったのですが、撮影地の山梨県は分布域でなく、茎葉が黄褐色になる特徴もみられないので、消去法でヤハズハハコとしました。
画像を見ると、ヤハズハハコの特徴である葉柄の基部が茎に沿うようにして付いているように見えなくもありません。

キタダケトラノオを探しにこの山に登ってきたのですが、残念ながらみつかりませんでした。再びチャレンジする予定なので、合わせてヤハズハハコの特徴もしっかり見ておくことに致します。
険峻な岩場に生え、道はこの後ロープを使う崖道になります。

−同じ科の植物−

2009.8.29 山梨県
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