シロバナハンショウヅル

キンポウゲ科 センニンソウ属

山地、丘陵地の林縁などに生えるつる性の木本植物。葉は長い柄があり、1回3出複葉、白毛が多い。
前年の葉の付根から花柄を出し、下向きに花を1つ付ける。花にみえる萼片は4個、やや黄みを帯びた白色で、質が薄い。長い花柄や萼片は軟毛が密生し、多数の雄しべと雌しべがある。花期は4〜6月。関東地方以西の太平洋側、四国、九州に分布する。

〜徒然想〜

まだ開いていない花は緑色がかったクリーム色で、白色ではありませんでした。柔らかそうで、まるで、紙で作った小さな風船のようです。
直径は2センチほど〜これが次第に開いて、おわんを伏せたような形になっていくのでしょう。

さすがに1週間を超える花旅で疲れが出ていました。1株目をみつけ、再び戻らなければならない下り道を更に下る気力はありませんでした。
相方は下で新たな株をみつけたようです。羨む気持ちも起こらない自分が、そこにありました。

本種は静岡県天城山でも見られるようです。ここならば、比較的手軽に行ける場所です。いつの日か、小さな風船が開いた姿を見ることができるでしょう。

−同じ科の植物−
2012.4.22 香川県
2012.4.22 香川県 2012.4.22 香川県
   2012.4.22 香川県(画像にポインターをおいてください)