ワタムキアザミ

キク科 アザミ属

山地の林下などに生える多年草で、高さは30〜50センチ。茎は細く、白毛がある。根出葉は花時にも枯れず、長楕円形で長さ15〜30cm。根出葉は薄く、縁は欠刻状〜羽状に深裂する。茎葉はやや茎を抱く。
頭花は長い枝の先に1個下向きに付け、直径1〜2センチ。総苞は鐘形で、総苞片は6列、斜上し、先に刺針がある。花期は9〜10月。滋賀県東部〜静岡県西部に分布する。

〜徒然想〜

滋賀県綿向山に産することからこの名がありますが、今回の奥三河散策の立寄地にもある情報がありますので探してみることにしました。
登山道沿いではそれらしきアザミの葉が見られるものの、蕾ばかりで花はみられません。花期には少し早かったようです。これならば、あと2週間後でもよかったでしょう。

画像は蕾の中でも開きかけていた株と、下の道で開花していた2株を撮影したものです。
根出葉と総苞片が特徴的で、長いとげ状の総苞片は、尾瀬で見たオゼヌマアザミを思い起こさせるものがありました。

−同じ科の植物−
2013.9.21 静岡県
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