コンロンカ

アカネ科 コンロンカ属

暖地の林縁などに生える常緑低木で、高さは2〜3メートル。茎は細くて、半つる性。葉は対生し、狭長楕円形〜長楕円形で、先は鋭く尖り、全縁、両面とも脈上に短い毛がある。
花は枝先に集散花序をつくり、疎らに多くの黄色の花を付ける。花冠は漏斗形で長さ1.2センチほど、先は5裂し、裂片は三角形。萼片は5個で、うち1個が花弁状に大きくなり、白色、広卵形。果実(液果)は楕円形で、1センチほど、黒紫色に熟す。花期は3〜5月。九州種子島以南〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

暗い森では白い花がよく目立ちました。でも、花と思ったのは花弁状の萼片で、花は中心部にある黄色い星形でした。
道端には、その黄色い花が沢山落ちていました。ロート状で、根元からポロっと落ちるようです。
コンロンカについて詳細を知りたくて、ネツト検索してみました。結果、育て方など、多くは植栽としての情報でした。白い苞が美しいために、鉢植えなどに利用されているのでしょう。

暗い森では、白い花が光り輝くようできれいでした。自生の美しさを知った私は・・・、幸せ者です。

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2015.5.30 鹿児島県
   2015.5.30 鹿児島県  
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