グンバイヅル

ゴマノハグサ科 クワガタソウ属 

山地や高原の日当たりのよい礫地などに生える多年草で、茎は地上を這う。葉は対生し、短い柄があり、円形又は卵円形で先は丸く、小さな円い鋸歯がある。
花は葉腋から6〜13センチほどの花茎を立ち上げ、その先に青紫色の花をやや密につける。花期は7〜8月。本州中部地方に分布する。

〜徒然想〜

登山道をゆっくり登っていくと、礫地の中にぽつりぽつりと見知らぬ植物が見られました。丸い葉を対生に付けた茎が地を這い、その途中から花茎を立ち上げて花を付けています。

撮影していると名を問われますが、“分からないんですよ!Wと答えるしかありませんでした。

図鑑で名を調べると、本種の画像で手が止まりました。どこにでもありそうな様子でしたが、意外にも、本州中部の長野県や群馬県に分布が限られる植物のようです。
実の形が軍配こ似て、つる状ではありませんが、茎が地上を這うことにより付けられた名です。

−同じ科の植物−
2011,7,23  長野県
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