フタマタイチゲ

キンポウゲ科 イチリンソウ属

2015.7.1 北海道  2015.7.1 北海道

低地の湿った草地、原野などに生える多年草で、高さは40〜80センチ。茎は腋芽が伸びるので、二又に分かれているように見える。茎葉は対生し、3深裂して、裂片は広線形。
花は二又状分岐に柄を伸ばして付け、花弁状の萼片は5枚、白色で直径2センチほど。花期は6〜7月。北海道に分布する。

〜徒然想〜

この湿地での目的の花は、本種とクシロハナシノブネムロコウホネなどでした。前の2種は何とか撮影できたものの、ネムロコウホネはあまりにも遠く、撮影はできませんでした。

この花に興味を覚えたのはその名前からです。二又に分かれた花とは、どんな花なのだろうか。

観察すると、茎葉は対生して3裂しているものの、大きく切れ込み広がっているので輪生状に付いているように見えます。葉腋部分で茎は二又に分かれ、更に上部の茎葉部分で二又に分かれています。つまり、数段に二又で分かれるようです。

−同じ科の植物−

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