アズマレイジンソウ

キンポウゲ科 トリカブト属

 
2006.9.3 長野県八ヶ岳   2006.9.3 長野県八ヶ岳

山地の林縁や林内などに生える多年草で、高さは80〜150センチ。茎は直立するが、日本海側に分布する個体は、茎が曲がりつる状になる傾向がある。根出葉は長い柄があり、腎円形、5〜7裂し、裂片はさらに浅裂する。
花(萼片)は淡紅紫色で、花柄や花の外側には曲がった毛が生える。花期は8〜10月。関東〜中部地方の主として日本海側に分布する。

〜徒然想〜

レイジンソウの花柄や萼片には開出毛が生えていますが、関東地方から中部地方にかけては、花柄に沿って曲がる屈毛が生えるものがあり、アズマレイジンソウと呼ばれています。
また、萼片の先端部が後に曲る違いもあります。

その違いは紛らわしいです。
例えば、萼片にはまばらに屈毛が生え、ときに開出毛や伏毛が生えるとするネット情報もあります。
本項の画像の大部分は萼片に開出毛が見られないものです。しかしながら、下方の2画像は花柄は屈毛ですが、萼片には開出毛も見られます。
レイジンソウとアズマレイジンソウをどう仕分けたらいいのか、難しいです。

−同じ科の植物−

 2006.9.9 山梨県北岳    2006.9.3 長野県八ヶ岳
2006.9.9 山梨県北岳
     
  2006.9.9 山梨県北岳   
2011.9.24 群馬県 2011.9.24 群馬県